映画感想文「 ヴァイラス 」(1998年)
急に思いつきましたので、映画レビューなどやってみます…これは好きな人には大ウケな映画です!
※ネタバレあります!文章のみですが、グロ注意!
どうも、カールでございます( ´∀`)
本日(2019/4/12)より全国公開されました名作ホラー映画の最新作「ハロウィン」。
そのハロウィンに出演されている、「ジェイミー・リー・カーティス」の名前を
予告編で見た時に、ふと今回の映画を思い出しました…。
ちなみに彼女はハロウィンの第1作目でヒロインを演じられておりました。
大して知識も無いのに、何となく思いついてしまいましたので、
ちょっと映画の感想&採点をやってみたく思います。
かなり個人的な主観のものとなりますので、予めご了承ください(;'∀')
今回の映画ですが、こちらはDVDを当方所持しておりまして…つい先日、何となく
見た所でしたが、件のジェイミー・リー・カーティスさんが出演されているのは
殆ど意識しておりませんでした…。キャスト欄を見て、気が付きました(;'∀')
ちなみにDVDの購入理由が、近所のレンタル屋に無かったから買っただけと言う(笑)
いやぁ~マイナーな作品を見るのは、田舎だと辛いものが有りますなぁ…(;'∀')
さて、そんな今回の映画「ヴァイラス」ですが、あらすじを…
あらすじ
ロシアの衛星探査船と交信中だった宇宙ステーションをハッキングし、
そこを経由して、衛星探査船へと電磁波のような「何か」がやってきた。
そして数日後、嵐の中を航海中に積み荷を失い、船体にも深刻なダメージを
負った運搬船シースター号のクルーたちが衛星探査船を海上で発見する。
探査船の船体はパラボラアンテナ等が損傷しており、
船内にも人影が見当たらなかった。
そこで積み荷を失ったことで全財産も無くなり、失意の中にあった
エバートン船長を含め、クルーたちは探査船をロシアへ帰還させることで
唯一人、航海士のフォスターを除いて…。
こんな感じのストーリーとなっております。
序盤のエバートン船長の無謀っぷり→失意の流れは、「でしょうね!」って
正直思ってしまいました…(;'∀')
無茶な仕事を請け負った上に嵐を無理に突っ切ろうとすれば…ねぇ(-_-;)
おまけに、最初からギクシャクしてたらしいクルーの信頼関係が半ば崩壊して
しまいますし…。
この嵐は、航海士フォスターの妙案で、台風の目に入る事で一時的に避ける事が
出来ました。ちなみにフォスター役がジェイミー・リー・カーティスさんです。
当時40歳だった彼女ですが、ちゃんと動けるコンディションを維持しているようで
スタイルは結構良いです(笑)
加えて、エバートン船長役は米国ドラマ「24」でお馴染みのジャック・バウアー
役のキーファー・サザーランドさんの父親のドナルド・サザーランドさんです。
彼の表情がエバートン船長のサイコパスっぷりを、よく表現してくれてました(笑)
クルー達に発見される、パラボラアンテナが損傷した人影のない探査船は
ビジュアル的にスリリングな雰囲気を良い感じに出してましたし、その船内を
探索するシーンなども、割と緊張感があり楽しめました。
さて、このやってきた「何か」なんですが、簡単に言えば電磁波(電気?)型の
意志のあるエイリアンでした。途中で探査船の生き残りのロシア人が出て来て、
それが判明します。ちなみに生存者は美人さんです(笑)
その後、エイリアンは宇宙ステーションをハッキングした際に、地球人たちは
殲滅すべきヴァイラス(ウイルス:病原体)と判断し、攻撃を仕掛けるために行動
していると分かりました。
では、居なくなった探査船の人達はと言うと…探査船に有った研究用や工作用の
機械を用いて、電磁波エイリアンによって殺され・解体されて、エイリアンに
使役するためのロボットの部品にされてしまいました…。
脳みそとか神経とか筋肉とかとかとか…
この辺りが結構グロいです(;'∀')
機械に人間の部位を組み込んでしまっておりますので、サイボーグ的な見方も
出来ます。ロボコップ(1987)などを見た方なら、イメージしやすいかと思います。
まぁ見た目は、ロボコップのデザインの100億倍ぐらいグロい奴が大半ですが(笑)
作品自体のグロレベルもロボコップより上だと感じます(当社比)。
ちなみに、本作の特殊効果にフィル・ティペットという人が参加しております。
この人は先述のロボコップや、スターウォーズシリーズなどにも参加しており、
本作の特殊効果も彼のキャリアが示す通り、クオリティは高い物となっております。
人型のメカクリーチャーが多いのですが、大型の重機のような奴とか、虫のような
小型のものまで出てきます。この辺りのサイバーパンク的なグロテスクな怪物が
好きな人には、楽しめる最大要素かと思います。自分もその一人ですが(笑)
主人公たちは電磁波エイリアンを倒すには、船を沈めるしかないと思い付き
行動を始めますが、クルー達は改造されたり、再び襲ってきた嵐に飲まれたりして、
一人また一人と死んでいってしまいます。
エバートン船長に至っては、半ばヤケクソ気味にエイリアン側に寝返ってしまい、
見事に改造されてしまいました(;'∀') もちろん、バッチリ倒されてしまいましたが…。
ロシア人の生存者の自爆により、エイリアンの追撃から逃れたフォスターと
クルーの一人のベイカーは、これまたヤケクソ気味に暴走したクルーの準備していた
脱出装置と爆弾によって船を爆破&脱出することが出来ました。
二人は生き残り、探査船とエイリアンは海の藻屑と消えました…。
話のテンポなどは小気味よく、ダラけた感じは自分は特に感じませんでした。
しかしながら終盤になるにつれ、主人公や相棒ポジションのキャラの活躍が減る
感じが残念でした。画面にはバッチリ映っているのですが、物語上の功績が無い
というか…(;'∀')
むしろ発狂したエバートン船長のサイコパスぶりとか、同じく発狂したクルーの
一人の(残したアイテムの)役立ちぶりが目立った感じが強い気がしますねぇ。
それと、嵐に再突入したはずなのに探査船内が殆ど揺れてないとか、そんな点が
気になりました。
まぁあれだけ大型の軍用の探査船だと、ちょっとやそっとの嵐じゃ揺れないのかも
知れませんが…(-_-;)
物語上のメッセージ性などは、あまり感じられませんでしたし、終盤のたたみ方が
少々雑ではありましたが、メカクリーチャーのグロテスクな造形や、幽霊船特有の
緊張感などは好きな人にとっては、一見の価値有りかと思います( ´∀`)
電磁波・電気型のエイリアンの襲撃と言うのは、当時としては斬新なアイディア
だったのかなとも考えられますし、作品自体は手堅さと斬新さを併せ持った印象。
個人的に採点するとしたら…
満足度79点
という所でしょうかね。物語の流れ自体は自然だと感じましたので、もう一捻り
あれば80点超えたかなって感じですね。
グロメカクリーチャー好きな人には、一度見て貰いたい作品です。
今回はこんな感じで。それでは!