ガイバーⅠ ( マックスファクトリー製 バイオファイターコレクションMAX ) レビュー
鬼神の躯に!滾る魂!強殖装甲・ガイバーⅠのアクションフィギュアをご紹介!
何度か映像化もされているにも関わらず、未だに多少(?)のマイナー感を醸し出す
伝説的SFアクション漫画…「強殖装甲ガイバー」の主人公であるガイバーⅠの
アクションフィギュアをご紹介してみたいと思います!
自分はこの漫画、小学校高学年ぐらいの頃に叔父の影響で読み始めて以来の、
何だかんだと十数年来、愛好している作品です(´∀`)
ただ1985年に発表されたマイナー感のある漫画でありますから、知らない人の為に
主人公である彼(ガイバーⅠ)についてヌルッと解説を…。
尚、物語は壮大過ぎて長くなると思うので、気になった方はwiki等をご参照くださいませ~(^q^)
ガイバーⅠ/本名:深町 晶
深町晶は平凡な高校生だった。ある日、年上の幼馴染である瀬川哲郎に誘われ、
下校途中に山間にある池に散歩がてら立ち寄った際に突然の爆発音とともに、
謎の物体が目の前に飛来してきた…。「ユニット」と呼ばれるその物体に不意に
接触してしまった結果、晶は規格外品・ガイバーとなってしまった…。
「強殖装甲」「殖装体」とも呼ばれるそれは、強殖生物と言う不定形生命体を
「コントロールメタル」という制御装置によって制御し、強殖生物の持つ他の
生命体と有機的に結合し、結合した生命体を強化・武装化する特性を生かした
瞬間生体改造システムの産物である。強化・武装化のみならず、強殖生物の強靭な
生命力を活かした絶大な回復力・復元力も備えており、身体の一部を失っても
ガイバーにさえなっていれば、ほぼ完全に復元が可能である。
この強殖装甲(ユニット)は、太古に地球にやって来た謎の異星人集団「降臨者」の
残した装備品(純粋な意味での兵器では無い)であり、この地球には3つしか存在して
いない。それを所持していた「クロノス」と言う秘密結社から偶然にもユニットを
手に入れてしまった晶は、クロノスとの熾烈な戦いを余儀なくされて行く…。
戦いの中で晶は戦士として成長はするものの、元来持っている(甘ちゃんとも表現
されるような…)優しさも揺るぎなく持っており、その信念の強さは敵味方問わず、
一目置かれるようになっていく。
※wiki等を参考にまとめました
と、やはり長くなってしまった解説…(;'∀')
もっと端的にかつ乱暴にまとめると、
極めて平凡な高校生が偶然、秘密結社から遊星からの物体X的な生物を利用した
装備を手に入れてしまい変身能力と強大な戦闘能力を得るが、その秘密結社との
戦いを余儀なくされてしまう。
て、感じでしょうかね~(^q^)(全然端的に出来てない気がするけどww)
では、そろそろフィギュアの方に参りましょうか~。
まずはパッケージから。今回のフィギュアは、マックスファクトリーがfigma等を
展開する数年前に発売された製品となります。その為、関節の構造や処理の仕方等は
多少古さを感じさせるものの、造形や塗装のレベルは高く、後のfigmaにも繋がる様な
当時としては広い可動域も魅力的なフィギュアとなっております(´∀`)
ガイバーの基本的デザインは、装甲の隙間の関節等が生体組織のようになっており
全体的に有機的とも無機的とも言えるような、独特で複雑な物となっております。
そのデザインを造形と艶消しの塗装等を駆使し、出来る限り再現されているように
思います(´∀`)
特に頭部の作り込みが非常に良く、漫画やアニメのイメージのまま立体化が
出来ているような印象です。またガイバーの特徴でもあるガスマスクのような
部分もシャープに造形されております。目の部分の発色も良い感じですなぁ~。
画像のガイバーⅠが手に持っているのは、付属品の一つである「ユニット」です。
先述の晶が偶然手に入れてしまった物体と言うのは、まさにコレです。
コレが解放されると強殖装甲となってしまいます…(;'∀')
引き出し関節等は有りませんが、足が長い為ちょっとぎこちないのですが、
一応画像の通り、立て膝をつく事は出来ます。
頭部の上へ向く可動範囲が広くない為、ヒーロー着地をしても前を向ききる事が
出来ないのですが、形としてはポーズを決める事が出来ます。
最近のフィギュアと比べると、可動域的に広いとは言い切れない部分が多々
ありますが、それでも足の接地性は意外と高く、全体的にもデザインの割には
動いてくれる方だと感じます。ただ、肩の丸い部分が動かしているとポロっと
取れやすく、若干ストレスを感じてしまうのがネックですねぇ(;´Д`)
この角度から見れば、決まってるように見える…かな?(;'∀')
さて、劇中でのガイバーには幾つかの能力・武装が備わっております。
・非常に高い身体能力と怪力
・額のコントロールメタルの上に被さる様に存在する器官より発射される
連射も可能な「ヘッドビーム」
・頭部の左右側面に金属球は超感覚とも形容される多機能センサーである
「ヘッドセンサー」
・肘の辺りにある鋭角的な突起が伸びて発動する刃は高速振動し、分子結合を弱め
対象を切断する「高周波ソード」 この人も似た能力…(^q^)
・へそ辺りにある金属球は重力制御球(グラビティコントローラー)であり、飛行を
可能とする。また身体操作の補助やここから供給されるエネルギーで放つ衝撃波砲、
「プレッシャーカノン」の使用も可能。
・口の辺りにある金属球は口部金属球(バイブレーショングロウヴ)と呼ばれ、
射程は長くないものの、対象の固有共鳴周波数と同調する振動波を放射し破壊する
「ソニック・バスター」を放つ事が出来る。またガイバーの発声器官でもある。
・胸部装甲の下に内蔵されている非常に強力な粒子ビームを放てるレンズ状の器官、
ガイバー最大最強の武器である「胸部粒子砲(メガスマッシャー)」
……て、また長くなってしまった。すいません(;'∀')
まぁ上記の内、幾つかは本製品でも再現できるってだけの話なんですけどね~(^q^)
パーツを付け替える事で、高周波ソードの展開時を再現(´∀`)
ソードの付け根部分が若干可動出来るので、微妙なポーズの表情付けが
可能になってます。
重力制御球を利用して放つプレッシャーカノンは、かめはめ波とか波動拳みたいに
通常は画像のように両手を用いて発射します(^q^)
ちなみにドラゴンボールのエネルギー弾のように、片手での発射も可能です(^q^)
劇中ではチャージに時間が掛かるので連射は出来ません…。
胸部の装甲が開いて、メガスマッシャー!レンズ状の器官の発色が良い感じです♪
ちなみに劇中ではコレを使用する時は、自分の手でグチャッと装甲を引きはがして
使用しております…(;'∀')
また効率はちょっと良くないのですが、意識を相当集中させる事で手で装甲を
引き剥がさずとも、装甲が自ら開いて使用する事が出来たりもします。
大きさ比べ
左から千値練のアイアンマン、本製品、仮面ライダーシン、500mlペットボトル。
ガイバーⅠの劇中の身長が174cm(頭角含まず)程らしいので、1/10スケールだと
イメージすれば悪くないようなサイズ感だと思います(´∀`)
代表的な武装を展開させて締め!
このフィギュアが15年ぐらい前の商品である事を考えると、製品そのもののレベルは
やはり高いと言えるように思います。造形や塗装は非常に丁寧な印象です(´∀`)
ですが数年前に発売されたfigma版のガイバーⅠと比べると、やはり可動域的や
スタイリング的に厳しい部分も散見されるように思います。肩部のポロリとかも…。
もっとも、自分はfigma版に関しましては気が付いたら発売されてて、いつの間にか
完売していたって具合で今日まで、手に入れてない商品だったりしますので実際の
比較は出来ないのですが…ww
それと関節の耐久性に関しても、厳しい面があるように思います。
何分、古い製品ですので各関節の負荷のかかる部分に、白化や微細のクラックが
入ってしまったりするそうです。ウチのにも肘の所に確認が出来ました…(´・ω・`)
まぁ古い製品故の経年劣化と言えばそれまでですが、気をつけて扱わなければ
ならない部分だと思うので、一応記述をさせて頂きました。
figma版では大きさ的に満足できない方などには、上記注意点は有りますが、
今でもオススメが出来るレベルの製品だと思います(´∀`)
さて、この強殖装甲ガイバー、連載が始まって来年で35年目に突入するのですが
未だに完結しておりません…(;'∀') 作者の高屋良樹先生が相当な遅筆であったり、
ガイバーの連載自体も掲載誌の休刊等の影響があったりして、思うように出来ない
時期があったりもしたのですが…この2~3年程は本当に音沙汰も無い状態…(;´Д`)
約35年前に発表された作品とは思えないような、ガイバー等のクリ―チャーの
ビジュアルやその設定は今日でも、非常に魅力的だと思います。
高屋先生の体調不良等の様々な憶測や噂が囁かれておりますが、ファンとしては
再開を願うばかりですね…。
今回はこんな感じで。それでは~!