ガイバーⅢ ( マックスファクトリー製 バイオファイターコレクションMAX ) レビュー
胸に太陽!額に光輪!野望を抱く漆黒の戦士、ガイバーⅢのアクションフィギュアをご紹介
前回のガイバーⅡに続けて、今回も強殖装甲ガイバーより「ガイバーⅢ」の
アクションフィギュアのご紹介をしてみます。
実は、今回のフィギュアが「バイオファイターコレクションMAX 」と言う
一連のガイバーフィギュアのシリーズの記念すべき第1弾だったりします…(´ワ`;)
その為、前回までのガイバー以上に関節各所の設計は古く、
一部の軟質パーツ等も使われていない上に、塗装の仕上がり方も
「艶感の強いもの」になっている等、少々印象の異なるものとなってます。
まぁ第1弾故の試行錯誤だと言えますね…(;'∀')
ですが、その造形自体は抜かりは無く全体的に同シリーズの他のガイバーと
比べてカッチリした印象の作りにもなってます。
また設計が同シリーズ中、最も古いと言っても工夫さえすればトップ画像の
ように腕組をしているように見えるポーズを取らせる事も可能です。
というわけで、パッケージから。他のガイバーフィギュアと同じように保管を
していたのですが、どういうわけかガイバーⅢのパッケージは変色してしまって
おりました…(;'∀') 生産時期の違い等で差があるのですかねぇ?(´・ω・`)
ではここで恒例の少々のネタばれありな、
妙に長いキャラクター解説をしてみたいと思いますww
ガイバーⅢ/本名:巻島 顎人
顎人は強殖装甲ガイバーの、もう一人の主人公とも言えるキャラクター。
元々は主人公の深町晶/ガイバーⅠが通う高校の生徒会長だった(ちなみに晶は
書記だった)が、その正体はクロノスの配下であった製薬会社の社長であり、
日本支部の支部長であった巻島玄蔵の養子であり、自身もクロノスを支援する
立場の人間であった。しかし顎人は幼少の頃に自分を無理矢理養子に迎え、
自身の両親を死に追いやった玄蔵の事を憎んでいた…。更には、その幼少時の
経験から、何者の力にも屈服しない絶対的な覇者・地球の王となる事を強く望み、
その為にもクロノスを打倒する事を画策する野心家である。
経緯や詳細は不明ながら、クロノスを裏切った実験体が持ち出したユニットを
手に入れており、これを解放し殖装体・ガイバーⅢとなる。
ガイバーⅠ/深町晶と異なり戦う事に全くの躊躇は無く、優れた知略と卓越した
戦闘センスを持ち合わせ、ガイバーⅢはガイバーⅠ以上の戦闘力を誇る。
当初は晶達にも正体を隠しており、ゼウスと名乗りクロノスを妨害し暗躍を続ける。
しかしクロノスによる晶の幼馴染達や父親の拉致や、クロノスの主要巨大施設で
ある「魅奈神山・遺跡基地」への召喚と、ゾアノイドへの調整の為の身体検査を
示唆され、正体の露見が時間の問題となった際に晶達にも正体を明かし、本格的な
共同戦線を張ることとなる。己の野望や力を求める思いは凄まじく、他人を利用し
時に傷付ける事も厭わない。晶達に対しても仲間意識は殆ど持っておらず、単純に
利用する為の協力関係に過ぎなかった。やがて自身を長とする組織・ゼウスの雷を
持つに至り、紆余曲折を経て晶達との協力関係は破綻する…。
だが最近になり、様々な経験を経て心境の変化があったのか、晶との直接対決を
経て、晶とその仲間たちとは一応の和解に至っている。
と、こんな感じのキャラクターです(;'∀')
最近のヒーロー系の作品では、言う程珍しくも無くなった「己の野望の為に
ヒーローの力を使う」人物なのですが、連載開始当時から見れば斬新な設定であり、
劇中でも独特の存在感と異彩を放ち続けております。
野望に向かって直走り、策謀を巡らせ、戦う時は躊躇無く冷酷で無慈悲…と
主人公の晶とは全く異なるベクトルの魅力を持ったキャラクターです。
まぁ主人公より1つ年上ぐらいなのに、エラく貫禄のある素顔をしておりますがね~(^q^)
画像を見れば分かるかと思いますが他のガイバーと比べ、かなり艶感がある
仕上がりとなっております。まぁ自分としては黒光り的な表現に見えますので、
結構アリな表現だと思いますねぇ。
関節部分や装甲の隙間の生体組織と言うか筋肉繊維的な部分も、
妙な艶があって生っぽさと言うか…リアルな雰囲気があって
逆に良いように感じます。
造形やスタイリングもシリーズの第1弾と言えども、ガイバーⅢ特有の
禍々しくトゲトゲしたデザインと、ヒロイックなマッシブさを概ね再現
出来ているように思います。
色と相まってダークヒーロー感がすこぶる出ており、カッコ良い~(´∀`)
しかし、ちょっと拳が小さくアンバランスなのがややネックですかね~(;'∀')
ガイバーⅠ&Ⅱと同様に、特に頭部の造形が非常にシャープでイメージ通りの
見た目となっております。まぁおかげで触るとトゲトゲが痛いのですが~(^q^)
ただ、目の部分が他のガイバーと比べて発色が鈍く、埋没気味な点が少々ネック…。
塗装の塗り分け自体は細かく、丁寧な印象があります。
ガイバーⅢも脚が長い上、膝の可動域が広くは無いのですが、ガイバーⅡよりは
まだ立て膝は決まってるように見えます…(;'∀')
ヒーロー着地的には同シリーズのガイバーⅠと、どっこいって感じですな~(´ワ`;)
まぁ試行錯誤も含んだシリーズ第1弾にしては、後発の同シリーズの製品と比べても、
そう悪い様には感じませんねぇ。購入当時も良く作り込んであると思いました。
替え手パーツの開き方が悪いのか、プレッシャーカノンの発射ポーズの再現は
イマイチ。ただ同シリーズの他のガイバーでも完全再現とは言えないと思います
ので、まぁこんなもんかなぁって感じ(´・ω・`)
まぁ可動域的には、figmaのガイバーⅢの方が上って感じでしょうね~。
高周波ソードの展開パーツも勿論ついてます。ⅠやⅡと違い、ガイバーⅢは元々の
デザイン上ソードの数が多くて、片腕2本の計4本が備わっております。
またソードの材質が何故か蓄光素材で出来ており、明りを消すと緩く光ります…。
ちなみに本製品の再生産版では他のガイバーと同じく、体色と同色のソードへと
仕様が変更されてたりします…。この辺はちょっと謎な感じですねぇww
他のガイバーと同じく、装甲を開き、メガスマッシャーの発射時の再現も可能。
ちなみに劇中でのガイバーⅢの活躍を見るに、画像のように両側を開けて撃つより
片側だけ開けて撃つ方が多い印象が強いですねぇ(´∀`)
大きさ比べ
左から同シリーズのガイバーⅠ、本製品、ガイバーⅡ、500mlペットボトル。
設定上では頭角含まず191cm程らしいので、ガイバーⅠと並べた際のイメージ
サイズ的にも悪くないです。
代表的な武装を展開して締め!
これを買ったのが15年ぐらい前の話なのですが、当時の自分でも分かるぐらい、
何と言うか…比較的マイナーな作品のキャラであっても「良い物を作ってやるぞ」
って感じの一種の「気合い」のようなものが感じ取れたフィギュアですねぇ(´∀`)
そのおかげか今見ても、十分に高いレベルの製品であるように思います。
元々マックスファクトリーの代表であるMAX渡辺さんが、ガイバーの大ファンで
あり、作者の高屋良樹先生とも友人関係であったのがきっかけで80年代の連載の
初期からガイバーのガレージキットを制作してました。
そういった関係もあって、バイオファイターコレクションMAXという独自の
アクションフィギュアシリーズが展開されて、近年でもfigmaでのシリーズ展開が
なされたようです。
何と言うか…モノや作品に歴史アリって感じがして面白いですねぇ~('∀')
今回はこんな感じで…。
以下、おまけ~
3人揃うとやりたくなる、某元祖ヒーロー的なポージング!(´∀`)
こうやって並べられるのも醍醐味ですねぇ~。
今回はこんな感じで。それでは(^^)/