ジャングルハンター プレデター ( ネカ製 アルティメット シリーズ ) レビュー
暑い時期には奴が来る…プレデター (1作目 ver.)のアクションフィギュアをご紹介!
本当は8月の内にやろうと思ってたんですが、ご覧の通り既に9月に…(;´Д`)
まぁ…まだまだ残暑が厳しいと言う事で、めげずにやって行こうと思います(^q^)
と言うわけで、今回はプレデター(1作目)のアクションフィギュアを紹介します!
一般的にクリ―チャーのプレデターと言うと、1作目に登場する彼を指す場合が
多いように思います。「初代」と呼ばれる場合もありますが、ファンなどの間では
固有名詞として「ウォーリアー」とか、今回の商品名にもなっている
「ジャングルハンター」と呼ばれる場合もあります。
尚、ジャングルハンターの名称は近年においてフィギュア等を発売するにあたって、
便宜的に付けられ始めた名称のようです…(;'∀')
まずはパッケージから。「ネカ(NECA)」というメーカーの製品はブリスター型の
パッケージを使用する場合が多いのですが、今回のアルティメットシリーズ等は
箱型のパッケージとなっております。
ただの箱型ではなく、画像の通りウインドウボックス仕様となっております。
この状態で棚の上に飾ったりするのもアリかも知れませんね(´∀`)
左肩にプラズマキャノンを装着して、フィギュア本体の全身3点画像。
個人的には造形・塗装ともに良好だと思います。塗装ではありますが、アーマー部や
マスクの金属的質感の表現が実にGood!良い仕事をしております(´∀`)
マスクの無機質な雰囲気も造形から醸し出されております。
しかしながら、マスクの各所にある小傷(被弾痕?)っぽい部分が若干チープな感じが
するのが少々残念なポイントですね。あとシルバーの色味が何となく他と異なってる気が…(;'∀')
今回、レビューするにあたって実は久しぶりに箱から取り出したプレデターですが、
腕を動かした際に、二の腕アーマーと腕のガントレットに接続されておりました
パイプ(?)がポロっと取れてしまいました~(;´Д`)
まぁ…千切れたわけじゃないので、瞬間接着剤とかで簡単に直りそうですが、
肘可動に干渉する部分でもありましたので、無い方が動かし易いと言う事も有り
とりあえず、このままレビューはして行こうと思います(;'∀')
ここから付属品やプレデターの武器をご紹介します!
まずは、ジャングルハンターの武器では一番の大物である肩のプラズマキャノン!
海外ではプラズマキャスターと呼称される場合が多いらしいです。
映画の劇中では、マスクの右側にあるレーザーサイト部分から照射される光線で
狙いを定めてから、プラズマ弾を対象に発射する兵器として描かれておりました。
弾速が若干遅いのが弱点ではありますが、当たれば大方の生物の身体を容易に破壊
出来るような威力を誇ります。
ただし、武器のコントロールシステムをマスクの照準器に依存しているようで、
マスクが破損や故障をすると使用が困難になったりする弱点も有ります。
今回のフィギュアでは本体に背部まであるユニットごと着脱可能で、劇中通り
砲身がフレキシブルに可動します。
また画像の通り、プラズマキャノン用のエフェクトパーツも付いておりますが…
砲身を支えている可動の基部のパーツが動かし過ぎると破損の危険性も感じるほど
小さく、エフェクトパーツ自体も割と重い為、重さに負けてしまい思いどおり
動かせません…(;'∀')
キャノンの砲身は、動かす時&エフェクト装着時は慎重に扱うのが無難なようです。
エフェクトパーツも色と形のせいか何か水鉄砲っぽいのも、ちょっと残念…(^q^)
お次は右腕のガントレットに装着されております、リストブレイド!
二枚刃の部分が画像の通り伸縮可能です。また劇中では、二枚刃の間の幅を広げたり
しておりましたが、今回のフィギュアでは再現はされておりません。
左腕にはコンピューターガントレットが装着されております。
劇中では、これを操作してプレデターのポピュラーな装備である光学迷彩の使用や
各種装備の調整・制御をしたり、録音や通信、プラズマ爆弾による自爆(!)まで出来る
万能装備として描かれております。
フィギュアでは劇中同様に、蓋の開閉が可能で画像のように操作する場面の再現も
可能となっております。これは何気に嬉しいポイントです(´∀`)
付属品として画像のような骸骨と背骨付き骸骨が付いております(;'∀')
これは劇中でプレデターは、狩りで仕留めた相手の頭蓋骨等をトロフィーとして
収集する習慣があり、それを再現する為のパーツです。尚、トロフィーにする価値も
無いと判断された相手の遺体は、その場で捨てられたり、逆さに吊し上げられたり、
更には皮を剥いだりして他者を混乱させる戦略に用いられたりするようです…(;´Д`)
「なんて醜い野郎だ…」byシュワ氏
頭部をゴッソリ交換することで、劇中同様の素顔状態を再現する事が出来ます。
頭部の特徴的な模様やドレッドヘアーのような管、凶暴なハ虫類を思わせる恐ろしい
眼光…これまた造形と塗装で再現度は高いです。妙なテカり感も含めてGood(´∀`)
プラズマキャノンを外して、素顔状態にすれば1作目でのラストバトルも
再現出来ます。口が開いている造形なら、もっと迫力が出たと思いますが
残念ながら、今回のフィギュアには付属しておりません…。
素顔頭部・マスク頭部とは別にマスクのみのパーツも付属しております。
素顔に付けたりとかは出来ないのですが、トップの画像のような外したイメージで
飾ったりする時に役立ちそうな小物ではありますね~。
さて可動範囲なのですが、上半身の腕は見た印象よりも動いてくれる感じです。
肘は二重関節だし、アーマー部分は軟質素材で出来ているので腕可動への妨げも
最小限になってます。尚、本来ならば左腕に関してはパイプが有る為、
右腕の可動よりも制約を受けるような感じになってしまいます。
そのパイプ自体は軟質素材で出来てますので、ある程度まで伸縮させる事も
出来ますが、今度は千切れるというリスクが…。ニントモカントモ…(;'∀')
また腰回りの可動が、ほぼ左右へのスイングとみぞおち辺りでの前後左右への
可動のみとなっており、腹筋運動的な動きは殆ど出来ません…(´・ω・`)
下半身は左右への開脚や膝の二重関節部などはよく動いてくれますが、前後へ脚を
出す動きは褌的なパーツが邪魔して非常に苦手で、足首の接地性も最近のアクション
フィギュアの基準からすれば結構低い印象です。一応、褌的なパーツも軟質素材で
出来ているようなのですが結構厚くて、あまり恩恵が無い感じです…。
正攻法で立て膝を決めようとすると腹筋運動が出来ない事も相まって、
上の画像のように仰け反った状態になってしまいます(;´Д`)
褌に出来るだけ干渉しないように左右に上手い事逃がしてやれば、この画像のように
先ほどよりは自然な形で立て膝を決める事が出来ました(´ワ`;)
コンピューターガントレットを開いて、もう1枚。
個人的に木の上とかで、こうやって立て膝をつきながらガントレットを操作している
イメージが何か強いです。イメージ通りの動きが出来ると楽しいですね♪(´∀`)
かなり奇妙で歪な形になってしまいましたが、ヒーロー着地的な何かのポーズを
決める事は出来ました。自分ではコレが限界です(^q^)
もうちょっと顔が前に出せれば見栄えも良くなるように思いますが…
首の可動範囲もドレッドヘアーが有る割には狭いと言うほどでもないのですが、
上下を向いたりする動きは少々苦手です。
大きさ比べ
左から前回のアイアンマン、今回のフィギュア、500mlペットボトル。
このペットボトルを超える大きさですが、劇中でのプレデターの身長が200cmを
超える場合が多く、1/10スケールだと思えば納得の出来る大きさだと思います。
実際、1作目でプレデターを演じた中の役者さんは220cmの長身だったそうです(;'∀')
アイアンマンvsプレデターで締め(笑)
個人的にはプレデターと言えば、マスク状態の無機質ながらも何となくヒロイックな
雰囲気と、素顔状態の完全なクリ―チャー感満載の迫力ある雰囲気とのギャップが
好きな要素だったりしますね~(´∀`)
プレデターのデザイン自体も、故スタン・ウィンストンと彼のスタジオのスタッフに
よって作り上げられた物です。全体の雰囲気はジャマイカの戦士の絵を参考にし、
素顔は映画監督のジェームズ・キャメロンのアイディアを取り入れて、節足動物の
下顎を参考にした物のようです。
またスタン・ウィンストンのスタジオスタッフが、ファンだった日本の特撮を参考に
デザインを考案したとも言われております。実際に当のスタッフがファンだったと
言われてる「電撃戦隊チェンジマン」に出てくる副官ブーバと言う敵側のキャラは、
プレデターと全体像や特徴が似通っております。
これを全て集約し、調整を加えた事で出来上がったのが知られているプレデターと
なったわけですねぇ~。こう考えると、なかなかに感慨深い気がしますねぇ(´∀`)
またプレデター自体の習性や性格等も人間臭さが有り、映画「エイリアン」等に
出てくる恐ろしいだけのクリ―チャーとは一味違った魅力が備わっております。
例えば武器を持たない弱い相手は狙わない、無力な子ども(胎児も含む)は殺さない、
致命的な病気やケガを負っている人間は積極的に攻撃しない…等々、単なる惨殺や
虐殺の為の狩りや戦闘を行っているわけではなく、より強い相手・獲物と戦い、
打ち倒す事を至高の名誉と考えての行動です。また自身が認める強い相手には、
彼ら独自の「敬意と礼儀」を持って戦う事もあります(´∀`)
マスクを外して戦う事は、相手への敬意と礼儀の表れの一例であると言えます。
まぁ人皮を剥いだり、頭蓋骨や脊柱をぶっこ抜いたりなどの戦闘スタイルは残虐そのものですが~(^q^)
以下、おまけ~
今回ご紹介したアルティメットシリーズ以前のネカ製プレデターの首関節は、
殆どが共通の物を使用しております。そこで我が家でジャンクパーツと化した
この製品以前に発売されたジャングルハンターの頭部パーツを、画像のように
装着してみました。
造形的には殆ど同じなのですが塗装による金属の質感の表現や色味、
気になっていたチープな印象だったダメージ表現などが、こちらの頭部の方が
優れているように感じますが如何でしょうか??(;'∀')
とまぁ…今回はこんな感じで。それでは!